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2008年8月

2008/08/03

モディリアーニ展

大阪・中之島の国立国際美術館でモディリアーニ展やってたんで観てきた。「少女の肖像(ユゲット)」や、「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エピュテルヌ」といった有名な絵も展示されていて、期間は9月15日まで。

モディリアーニといえば、あの異常に長い首とズルズルのなで肩の人物画を描いた画家。ただし、今回展示されている合計156点には、デッサンが94点も入っている。俺は鉛筆画も好きなので楽しめたんだけど、特に鉛筆好きでもない人は、適当にシャシャッと描いた顔の一部だけとか、同じ構図の試し描きが5枚くらい続くとか、そういうのは多少飽きるかもしらん。そもそもデッサンに使ってたスケッチブック小さいし!言っちゃなんだけど、水増し的なニオイも多少した。
まー35歳という若さで亡くなった画家なんで、作品の数自体が少ないんかね。知らんけど。

それから、モディリアーニの、あの特徴的な長い首、なで肩、塗りつぶした目、というのは、後期の作品群であって、今回のモディリアーニ展でも、中盤までは色んな描き方を模索中といった作品が並んでいる。後期の作品は35点が展示されていた。「あの」モディリアーニを観たい!ってだけの人には物足りないかもね。

俺はモディリアーニついてまったく詳しくないんだけども、初期の作品群から中期、後期、と順に観て行くと、画家としての変化がものすごく見てとれておもしろかった。
モディリアーニはアフリカなどのプリミティブアートに興味を持っていたらしく、中期にはアフリカの民族的な仮面をモチーフにしたと思われる絵を何枚も描いている。
で、後期、すなわちモディリアーニというとこういうの!という時代の絵に到達すると、あぁ、アフリカの仮面とか描いてたのが、この長い首と塗りつぶされた無表情な目に繋がるのか!と分かったりするわけ。
「影響」と「変化」が、こうまで見て取れるジャンルも他にないよなぁと、と思った。音楽だと目に見えないものだから、ここ!ここが○○の影響で、えーっと、こう!こう変わった!って説明できないし、小説も全体を一度で把握するのは無理だから、影響と変化を比較するのは時間がかかる。こういうのは、美術館ならではの楽しみだなーと思った。アート的な影響じゃなくても、結婚してから明らかに浮かれた描写になってるシャガールとか。なんかニヤニヤする。

ま、たまには美術館に行ってみるのもいいもんですよっと。ただし、カコンカコン鳴る靴で闊歩するのはやめてクレ、マジで。そんなヘボいBGMで絵ー見たくない。

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2008/08/04

生命としての多様性

ある個体の一世代においての優劣なんていうのは、種全体から見ればそんなに大したことではなかったりする。種としての目的が「繁栄」である以上、どんなに優秀な個体でも結局は死んでしまうので意味はないのであり、そもそも5世代先、10世代先までも優秀かと言うと、そうは言い切れない。また、現在劣悪な個体でも、その子孫がとても優秀に育つかもしれない。
だから、種としての重要な要素というのは、優劣ではなく、多様性にあるといえる。
多様であるゆえに、食糧危機やウイルスなどで全滅しないで済む。効率重視の優秀な個体では思いも付かないことをやってのけたりもする。

例えば最初にイモを洗った猿は、果たしてもっとも優秀な個体だったのか、というと、そうではないはずだ。多様な猿がとにかくたくさんいたため、中にはなんとなく「このエサ(イモ)、水につけてこすってみるキキー」と思いつくやつも出てきたってだけだ。すると偶然にもイモから泥の臭いがしなくなったため、瞬く間に全ての猿に知れ渡ったと。別に優れているから思いついたわけじゃない。なんとなくだ。
中には、「このエサ(イモ)にケツをなすりつけてみるキキー」と思いついたやつもいただろう。「寝る直前に堺マチャアキのことを考えてみるキキー」と思いついたやつもいただろう。ただ、それらの思いつきはあまり効果がなかったため、「あまり効果がない」という事実が知れ渡り、猿たちは二度と行わなくなったと。
エサを洗ったり、イモにケツをこすりつけたり、堺マチャアキのことを考えたり、それらは等しく重要な行為だ。多様な個体群が、時に優れたひらめきを、時に無駄な思いつきを、積み重ねて、種という多様はさらに進化していく!すばらしい!

で何が言いたいのかっていうと、「逆手でオナニーしてみたけど気持ちよくないからやめとけ」っていうことです。
通常、親指人差し指を亀頭方向に、小指を根元方向に構えてオナニーするのが普通なわけだけど、親指人差し指を根元に、小指を亀頭方向に構えてオナニーしても特に気持ちよくないから!マジで!
思うに、快感神経が集中してる亀頭周辺に、頼りない新米兵士である小指のみを配属したため、うまい力加減ができず、もどかしさがストレスとなって快感を減少せしめたのではないかと。
とにかく同胞の種・全体に申し上げる。逆手オナニーは気持ちよくない。やめとけ。今後人類が二度とこんな行為を行う必要はない、と俺は確信した。

あと逆手オナニーを思いついたとき、その形状から「居合い」と名づけようと思ったんだけど、死ぬほど馬鹿馬鹿しいことを思ってしまってすいません、と神さまに謝っておいた。

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2008/08/05

蝉漫才

蝉A
「みーん!言うてね」
蝉B
「いやホンマ、みーん!てなもんで(笑)」
蝉A
「僕らずっと蝉やらせてもらってますけどね」
蝉B
「ずっと言うても一週間以内やけどね、死んでしまうからね」
蝉A
「これがね、もう全然モテませんねん」
蝉B
「あぁ、わかるわぁ。僕もやわ」
蝉A
「僕らね、基本6年くらい土の中におるわけですわ」
蝉B
「大変やったねぇ、あの時代」
蝉A
「それで、出てきて一週間で死んでしまうわけですわ」
蝉B
「聞きました、皆さん?こんなかわいそうな生き物いまへんで」
蝉A
「まぁでもね、短い人生でも、一瞬でも輝けたらいいかな思て」
蝉B
「エェこと言うわ蝉Aくん」
蝉A
「それがね、生まれてきて一番大事な交尾ができひんって、これはもうね、えらい問題ですよ」
蝉B
「しかしなんでモテへんねやろね」
蝉A
「まぁ蝉Bくんはルックスに問題があるとして・・・」
蝉B
「なんでやねん!」
蝉A
「別に高望みしてるわけやおまへんで?もう誰でもエェんですわ。例えばそこの赤いシャツ着たオバちゃん・・・は、遠慮して、その後ろのお客さんなんか若いしかわいい・・・」
蝉B
「こらこら!失礼なことを言うな君は。赤いシャツのお客さん気ィ悪いがな(笑)」
蝉A
「それは冗談としてもね、さっきも高田みづえ似のきれいなセミおったから声かけたんですわ」
蝉B
「古いな君の好みは」
蝉A
「でもね、なんぼホテル行こて声かけても、とりつくシマもあらへんねん」
蝉B
「あーあー」
蝉A
「挙句にこう言いよったんや。もっとじっくりお互いを知ってから・・・て。そんなもんじっくりしとったら・・・」
蝉A・蝉B
『死ぬっちゅうねん!』
蝉A
「僕ね、最近思うんやけど、もう蝉やなくてもエェんちゃうか」
蝉B
「ん?どういうこっちゃ?」
蝉A
「いやだからね、何も蝉のメスばっかり追い掛け回さんでもエェんちゃうかって。なんやったら蛾(ガァ)でもエェんちゃう?」
蝉B
「エェことあるかいな!ガー言うたら、虫へんに我で蛾ァやで?」
蝉A
「別にエェがな」
蝉B
「交尾して子供できてみィ。子供の名前、蝉蛾やがな!そんな名前、鳳凰とか麒麟レベルの生きモンやないと釣り合わんやろ!」
蝉A
「変わったこと気にする男やな君は。ほなアレや、蟻でエェやん。小さいしかわいいがな」
蝉B
「一緒や一緒や!むしろ画数増えとるがな!それにアレか、6年間も土の中で過ごして、出てきてまた土の中に巣ーつくって働くんか」
蝉A
「働くいうても一週間で死ぬから短期バイトやけどな」
蝉B
「いつまでも巣ー完成せぇへんネ♪ってやかましいわ」
蝉A
「蝉蛾やら蝉蟻やら、名前なんかどうでもエェこっちゃのに、口うるさいな君は。ほなアレか、蝉と蝉の子供は蝉蝉か」
蝉B
「そう、蝉蝉・・・いや、それは蝉でエェがな。それは蝉でエェんやがな」
蝉A
「結局、蝉のメス探すしかないんか」
蝉B
「そらそうやで」
蝉A
「じゃあお客さんに恋人募集の告知しとこ」
蝉B
「エェ考えやな」
蝉A
「皆さん、僕らいつでも彼女募集中なんで」
蝉B
「誰でもいいんで、ドシドシ応募してくださいねー」
蝉A
「そこの赤いシャツのオバちゃん以外はいつでも募集してます」
蝉B
「こらこら!」
蝉A
「応募してくれる人はね、次の公演のときに赤いバラの花束もって楽屋まで来てください」
蝉B
「ん?次の公演っていつやったっけ?」
蝉A
「えーっと、再来月、やな」
蝉A・蝉B
『死ぬっちゅうねん!』
蝉A
「どうも、ありがとうございましたー」
蝉B
「ありがとうございましたー」

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2008/08/08

イラスト訂正

フリーで仕事してる後輩から電話がかかってきて、川添さん、どうせ暇だろうから仕事やらせてやんよという感じでイラストの依頼がきた。
後輩に頼まれた絵柄を要約すると、カネコアツシ(BAMBIの人ね)をベースに、全体的にオシャレっぽくとのことだった。
この時点で俺はなんか危ねぇなーと思ってたわけ。フリーで色々やってきた経験から、あまりオシャレな絵柄を求めてる企業っていないことを知ってたから。でもまー、その後輩はイイやつだったから、とにかく言う通りのものを描いてやろうということで、家に帰って仕事を始めた。
で完成したんでメールで送った。自分で言うのもナニだけど、結構注文どおりのものを描けたと思う。後輩も喜んでくれた。まさにこれですよ!みたいに。

数日後、鼻を訂正してくださいという打診がきた。クライアントがだんごっ鼻をもうちょっとスラッとさせてほしいって言ってまして、と。
カネコアツシの特徴であるだんごっ鼻だが、それはもちろん好き嫌いがあるだろうし、あーいいよということで訂正してメールで送った。

数日後、唇を訂正してくださいという打診がきた。クライアントがタラコ唇をもうちょっとスマートにさせてほしいって言ってまして、と。
カネコアツシの特徴であるタラコ唇だが、それはもちろん好き嫌い以下略。

数日後、目を訂正してくださいという打診がきた。クライアントが目をもうちょっとパッチリ爽やかに以下略。

この時点でカネコアツシ度はゼロになったわけで、結局俺は打ち合わせとはまるで別物となったイラストを入稿してOKをもらったわけ。
で後輩は礼儀正しいやつなんで、手間とらせてすいませんと平謝りしてくれたんだけど、でも俺・・・というか、フリーでイラスト描いたことある人なら誰でもわかると思うんだけど、そんなことはよくあることなんで気にすんなよーと思った。

普通、イラストの仕事っていうのはおそろしいほど訂正がくる。それを最小限に抑えるために、クライアントと直接会って、こんな感じですか?なんていってスケッチブックにササッと描いたりもするんだけど、それでもやっぱり鉛筆で描いた絵と仕上がった絵とはイメージが変わるものなんで、結局訂正がきたりする。直接会って直接鉛筆画を見てもらってさえ、訂正はあるわけで。クライアント→代理店→後輩→俺と、間にいくつもフィルターがあるうえに、「絵柄」なんていう言葉で伝えにくいものを扱うんだから、そりゃ何回も訂正するのが当たり前だ。
一度その絵柄を覚えてもらえば、次回からは「前と同じ絵柄で」とか、「あれより若干細い感じで」とかいってスムーズになるんだけど、初回に一発で通ることはあんまりない。

俺は絵を描くのが好きなんで、それでもイラストの仕事は楽しいんだけど、これ、音楽とかだともっと大変なんだろうと思う。目の前でピアノで弾いてみても、完成品のオーケストラとは印象がまるで違うだろうし、どうやってんのかなぁと。ガンダムの富野監督は、菅野よう子に仕事依頼した時「遺伝子が求めてるって感じで!」と発注して菅野を困惑させたそうだけど、マジなのかな・・・。そんな依頼、絶対こなせねぇ。
まーイラストにおける訂正回数なんて全然マシだよなーたぶん。イラストでよかったと思う。音楽聴きながらできるしね。

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2008/08/09

苦いビスコ

小学1年のとき、クラスに好きな子がいた。すでに顔も思い出せないんだけど、ショートのおかっぱ頭で、Hさんって子。
といっても、小学1年のことなんで、本格的に好きとかそういうのじゃなくて、なんか恋に恋するっていうか、いや、そこまですらいってない。単にふつうに友達なりたいんだけど、その対象が女子であれば、テレビや大人の会話からするとそれを好きとかなんとか言う状態と呼ぶらしいので、よくわかんないけど、じゃー好き!みたいな。その程度。
ともかく、俺はHさんのことが好きで(好きだと思い込んで)、クラスでは何度か話しかけたりしていたわけ。

そんなある日、学校から帰ると、母が「ビスコ」を1箱くれたのね。で俺はイナズマンの再放送とか見ながら普通にビスコ食ってたんだけど、そうだ、と思いついたわけ。そうだ、このビスコの箱の中のひと袋を、Hさんにあげよう!「プレゼント(と言うらしい)」だ!と。
俺は自分の思いつきにワクテカし、きっちりイナズマンを見終ってから、母に言った。
「僕、これ、Hさんにプレゼントする!僕、Hさんのこと、好き!」
自分で書いててナニだけど・・・俺、かわいいな。そんなかわいらしい息子の言葉を聞いて、母も満面の笑みで言った。
「それはエェ思いつきやわ、せいろく。Hちゃんていう子も、きっとよろこぶわ。そうや、せっかくやから、ホラ、これ。もうひと箱あげるから、箱でプレゼントしたげなさい」

俺はビスコ1箱だけを持って、Hさんの家に向かった。といっても、歩いて5分くらいのところだ。
「あの角のちゅうしゃ場を曲がれば、Hさんのいえだ!ビスコはおいしいからな!Hさんもよろこぶだろうな!よろこっ・・・いや、待て」
当時の俺はとても小学生とは思えないゴルゴ面で思った。
ひょっとして、そんなもんイラネ!と一笑に付されたらどうする?たかがビスコのためにわざわざ家まで訪ねてくる男子を、Hさんはどう思う?え・・・?たかが?たかが!ビスコ=たかが!?

Hさんの家まで、角を曲がってあと50メートルのところで、俺は突然かつて経験したこともない恐怖に襲われた。たぶん、好きとか、恋とか、そういうものの本当の意味を直感的に理解したんだと思う。俺は次の一歩をどうしても踏み出せず、小学生とは思えないつげ義春面で立ち尽くしていた。1分、2分。とうとう恐怖に堪えきれなくなって、俺はビスコをドブ川に投げ捨て、走って家に帰った。泣きながら。

玄関で涙を拭いてから家に入ると、母が笑顔で迎えてくれた。
「どうやった?Hちゃん、ビスコよろこんでくれた?」
まさかドブ川に捨てましたとも言えないので、俺は適当にうん、とかあん、とか言ってお茶を濁した。ごめんオガアヂャン。
居間で侍ジャイアンツの再放送を観ても、内容は一切アタマに入ってこない。まだ恐怖が残っていた。
あれだ、と思っていた。
あれが好きとか恋とかいう片鱗なんだ。僕はっ・・・!なんと大それたことをっ・・・!そんなつもりじゃなかった!わかったんだっ!Hさんへの気持ちなんて、そんなオオゴトじゃなかったんだ!あの恐怖と引き換えにしてもいいほどの気持ちなんてなかったのに!それなのにっ・・・!ビスコっ!たかがビスコを嬉しそうに届けようなんて、なんと愚かなっ・・・!

その日は布団に入ってもなかなか眠れなかった。母は帰宅した父に、嬉しそうに今日の出来事を話していた。せいろくはプレイボーイやなぁ~なんて、父も笑っていた。

あれからもう随分時が経つけど、未だにビスコの箱を見ると、Hさんの家へ続く曲がり角を思い出す。Hさんの家の屋根や、足元に伸びる自分の影、ドブ川に沈むビスコを、鮮明に。

ちなみに、Hさんはそれからほどなくして教室でゲロを吐いた。白とか黄色とかじゃなくて、なんか透明でコップ一杯程度のゲロ。ビスコの苦い経験と、なんで透明やねん!という変な気持ちが入り混じり、Hさんへの恋心は跡形もなく消え去ったのであった。めでたし、めでたし。

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2008/08/12

1mgの煙草を吸う理由

俺は煙草が好きで、ここ何年かは1mgのメンソールをずっと吸っている。煙草好きな人は、なんでそんなに薄味の煙草を・・・とか、なんでメンソール・・・とか思うかもしれない。
俺も昔は普通にキャメルとか吸ってたんだけど、ある時、一日で本当に必要な煙草の本数、本当においしいと思って吸っている本数は何本くらいなんだろうと考えた。

本当においしいと思って吸っている本数
●朝起きた直後(1本)
●食事のあと(各1本合計3本)
●仕事中(午前・午後、各1本合計2本)
●仕事帰り(1本)
●なんらかの娯楽が一段落した時(1本)
●なんらかの娯楽が終了した時(1本)
●射精後(1本)

数えてみると10本だった。俺は一日20本くらいの煙草を吸っていたんだけれど、本当においしいと思って吸っているのはその半分、10本だけで、あとの10本は単に習慣として、または単に暇つぶしで吸っているだけだと分かったのだ。

習慣・暇つぶしで吸う例
●お風呂などの面倒な行動を先延ばしにするため
●仕事机に向かいたくない
●ゲームのロード時間
●ネットでページが表示されるまで
●あれ?俺さっき煙草吸ったっけ?
などなど

とすると、習慣・暇つぶしで吸っている10本に関しては、味などどうでもいいはずだ。煙草でさえあれば、習慣や暇つぶしの機能は満足する。なら本当に必要な10本は今までどおりキャメルのまま、無駄な10本に関しては1mg程度の軽さでもいいんじゃないか?そう思って試してはみたが、やっぱり1mgは軽すぎる。
そうだ、軽さをメンソールのハッカ味で補ってはどうだろう。ふむふむ、あ、全然いけるわ・・・。

こうして俺は一日10本だけ1mgのメンソールを吸うことにした。が、そうなると数日で、キャメルがドギツイ味に感じるようになった。まーあれだ、カレーに例えると、甘口のカレーを「食べれない」って人はいないだろう。満足できないかもしれないけど、一応食えるのは確かじゃん。でも激辛のカレーは「食べれない」こともある。人は、弱い方向のほうが対応しやすいわけだ。
俺も、
キャメル→1mgメンソール=軽いけど吸えることは吸える
1mgメンソール→キャメル=キツくて吸えない
っていう状態になり、なんか2種類の煙草を持ち歩くのも面倒だったし、じゃあもう全部1mgメンソールだけでいいや、ってなって現在に至る。
今は本数も減って一日12~3本くらいだ。

これを読んでる喫煙者諸君も、自分が本当においしいと感じている本数は一日何本なのか、一度じっくり考えてみることをおすすめする。いっそのこと煙草やめたらいいじゃんとか言われても、いやだ。ていうか、俺、今まで一度も煙草やめたいと思ったことない。本当に必要な本数は何本なのかとかも、単に効率よく煙草という嗜好を楽しみたいから考えてみただけ。だって煙草好きなんだもん。
煙草以上に人体に悪くて、周囲に害悪を撒き散らす嗜好なんてたくさんあるじゃん?お酒とか車とか。でもさ、もっとも無駄なのが煙草なんだよ。例えば人と人との飲みニケーションとか、移動とか、そんなペラい役立ち感ゼロ!ただただ害悪!それが煙草。それが素晴らしい。

人が死んだらなんか鼻の穴に綿みたいなの詰められるだろ。俺あれ、煙草の葉っぱ詰めてほしい。そしたら燃やされるときに煙草の匂い嗅ぎながらこの世とおさらばできんじゃん。うへ、楽しみ!

さてと、日記も書いたし、一服するかね。むはぁ~、うめぇ。

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2008/08/13

牛乳を使った天啓

カップうどんを取りに台所に行ったら、ゴミ箱にぶつかり、上に置いといたカラの牛乳パックがぐらんぐらん揺れて落ちそうになったので、その一瞬に、あぁ、こんなんだから俺はダメなんだ、ゴミ箱の上に牛乳パック置いてあるから気をつけよう気をつけようって思ってたのに、それでもこうやって失敗しちまうんだ、いつまでたっても俺はダメなんだ、とか思ってたら、ぐらんぐらんしながらも、奇跡的にバランスを保ち、牛乳パックは落ちなかった。

そろそろお金も本格的になくなってきたのに、いまだに就職活動しようという気が起きない俺だったけど、コレは、と思った。俺、ひょっとしていけるんじゃないかって。そろそろいけるよっていう神さまからの合図じゃないかって。おれにもヤル気とかいう謎の理解不能の精神状態が、明日の朝目覚めたら巻き起こるんじゃないかとか考えてたら部屋に戻る最中に再びゴミ箱にガコーンとぶつかって牛乳パックは普通に床に落ち、底の方に残ってた牛乳と、あと手に持ってたうどんカップからスープぼしゃぼしゃー!

やっぱ本気出すのは来月からにしようと思った。

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2008/08/18

ちんこ吸われた

裸で寝てたらちんこを蚊に刺された。ガッツリ亀頭。もっと正確に言うと尿道口のそば。そこだけつやつやぷっくりと膨れてて見た目がグロい。
30年以上生きてると色んな箇所を蚊に刺されてきたわけ。指の間とか足の裏とかね。でもこれが一番カユかった。なんせ掻けない。カユいのに掻けない。爪をたててボリボリ掻きたい衝動をなんとか抑え、握ったり撫でたりさすったり、最終的には原始人が火を起こすように陰茎を両手で挟んで回転擦りしたりしてたんだけど、ベッドの中でそんなことしてると勃起してくるのは致し方ないことであって、勃起するということは血液が充満してくるということであって、カユさも倍々に感じられるということであって、本気でウギャーってなった。

蚊もさ、生きていくには仕方ないことだとは思うよ?でもね、見ず知らずの男のちんこを吸って蓄えた栄養で子供を生んで、それで果たして子供はまっすぐ育つんですか。
俺は疑問に思う。いつか後悔すると思う。わが子の澄んだ瞳を見ながら、あぁ、あんなことするんじゃなかった、この子に恥じない生き方をすればよかった、って。
後悔するくらいならはじめからするんじゃねーよ!こっちはアンタに吸われたちんこが火照ってしょうがないんだぜ(文字通り)!いいのかい?ご近所さんに言いふらしても?アンタの子供はどう思うかなぁ?
などと呪いの言葉をつぶやきながら、ちんこを吸った当該モスキートを探していたのだが、なんか知らないうちに彼女の尻の下で絶命してた。10円玉くらいの血のしみとともに。どんだけ俺のちんこ吸ったんだよバカ!んもう!そして洗濯の手間ーっ!!!

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2008/08/20

蒼井優のオナラ

アイドルと呼ばれる女が、なんかあたしはオナラとかしませんみたいな感じにふるまうのってもういいかげんにしてほしい。そんなわけないだろうなんてことは、いくら俺たちだってそろそろ気付いてるんだよ。気付かなきゃいけない年齢なんだよ。
いくら清純そうに見えようが、してんだろ?え、おい。「えへ」とかかわいい仕草してても、実際問題ブーブーとオナラしまくってんだろがと。
俺はもうだまされない。やつらは、する!してんだよオナラを!テレビ見ながら、片尻浮かせてスプーン!なんてオナラしてんの!なんだったらもう口からもしてる。肛門と違って口は大きいから、より大きなオナラをこくことがかのうだ!ホッファー!
例えば蒼井優みたいな一流の演技派女優ともなれば、肩からも、する。部屋でポッキー食べながら、両肩からドシュー!っと。戸愚呂100%な感じでオナラをしまくってる。
尻、口、肩、ドシュー!ポッキー!尻、口、肩、ドシュー!ポッキー!
そうなんだろ!ぞうなんだどう!わがっでるんだごっちはぞんなごど!うわーん!!

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2008/08/21

霊の話


「こないださ、夜道を歩いてたわけ。そしたら前から男の人が歩いてくんのね」

「はぁ」

「でもさ、なーんかおかしいなぁと思ってね、よく見たらさ、その人、下半身がないのよ!」

「ほえー。霊じゃん霊!」

「うんうん。でさ、さらによくよく見たらさ、首もないのよ!」

「え!下半身と首がないのか、こりゃコエーな」

「もう私こわくなっちゃってさ、でも、もっとさらによくよく見てみたらさ、その人、胴体もないのよ!!」

「!!・・・え?」

「あと腕もなかった!」

「いや、ていうか、じゃあ何があったん?」

「ネクタイはあった」

「それなら最初からネクタイが歩いてきてって言えよ」

「ネクタイは、歩かないワ・・・」

「うんまぁ、・・・ごめん」

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2008/08/22

生瀬~武田尾廃線跡ハイキング

JR福知山線(宝塚線)の生瀬駅に、ハイキングに行ってきたぜ~!
・・・ひとりで、ね・・・。えへ・・・えへへ。

こちらは、廃線となった線路の上や、トンネル、鉄橋などを歩いて渡れるということで、知る人ぞ知るハイキングコース。兵庫県西宮市のJR生瀬駅→武庫川沿いに廃線ウォーキング→トンネル&鉄橋→JR武田尾駅というコースで全長6km。この、鉄橋を渡ってみたかったんだ俺。映画スタンド・バイ・ミーみたいでかっこいいじゃん!
所要時間は途中でごはんを食べたり休んだりしても3時間かからないし、道は平坦なので(そうでなかったら電車通れないよな)、女性でも余裕で歩けると思う。ただし、正規のハイキングコースではないということで
1.危険(事故が起こっても責任もちませーんっていうJR西日本の看板がある)
2.草ボーボー(肌の弱い人は長袖長ズボンで)
3.虫や蛇も多い(虫はアブやハチ多数、蛇は2匹みた)
4.トンネル内は光がまったく届かない暗黒空間(懐中電灯絶対必須!!!)
という、上記4点をクリアできる人だけ行くがよい。
ちなみに俺は、懐中電灯なんて携帯のランプで代用できんだろとか甘い考えで行ったため、後々めっさ後悔することになった。

Namasemap_3

WEB上だとちょっと見にくいと思うけど、右下にJR生瀬駅、左上に終着点・武田尾駅がある。俺がマピオンの地図を適当にトレースし、記憶を頼りにトンネルなどを描きこんだものなので、多少の違いがあっても知らん。なお、親切な川添は写真比率でこの地図を作成したので、ダウンロードしてメールで携帯に送っとけば現地で若干役立つかもね。
赤い線がハイキングルート、ハイキングルート上のナンバー入り赤丸は、今回upした写真を撮った場所です(別に絶景ポイントとかそういうんじゃなくて、この写真を撮ったのがここですよ、ってだけ)

Namase01

AM9:00、JR生瀬駅を降り、駅前のミニコープでおにぎりとジュースを購入。休日はかなりの人がこのハイキングコースを訪れるそうだけど、朝早いせいか、平日だからか、歩いてる人はひとりもいなかった。こりゃあ無職の特権ですなぁとか思う。ちょっと将来について考えたりもする。
JRの高架をくぐって、国道176号線沿いに歩きはじめた俺。結構な交通量だけど、一応、細いながらもガードレールに守られた歩道があるんで安心だ。
GSを過ぎ、中国自動車道の高架をくぐってしばらく歩くと、ハイキングルートへの入り口が見えてきた。特に「入り口だよー」とかはなくて、なんとなく川の方に下ってる舗装されてない道がそれ。

Namase02

入り口からちょっと歩いたとこ。左手が山、右手が畑。つうか大阪からでも電車で40分くらいの距離なんだけど、それでこんな田舎になるワケェ!?セミうるせー。もはや騒音。暑い。日に焼ける。
でもトトロな雰囲気でとてもいい気分。

Namase03

川に近付いてきたとこ。山から流れる支流が、武庫川に合流。写真じゃちょっとわかりにくいんだけど、結構高い。落ちたら死ぬくらいの高さ。下は巨大な岩がゴロゴロしてるし。
蛇が道を横切り、見たこともない鳥が水面をかすめて飛んでいく。うっひょ~!とテンション上がる俺。まー・・・ひとりなんだけどさ。

Namase04

このあたりまではそんなに草ボーボーってほどでもない。道は左半分が線路の枕木、右半分が普通の道。嬉しがって枕木の上を歩いてたんだけど、あまりにも足が疲れるので結局普通の道でGO。
なお、ここに限らず鉄柵や手すりは錆びて老朽化してるんで、もたれかからないほうがいいよ。

Namase05

おっと、トンネルが見えてきたぜ!ここでテンション最高潮。トンネルには灯りの類は一切ないんだけど、そんなもんで冒険家・川添の情熱はとまらないっ!俺には携帯のハイパワーランプがついてるんだゼ~!!!ひゃっほう~!!ゴートゥヘブン!

あがgががgkが・・・クライヨー、・・・コワイヨ~・・・!!!!!

まさに漆黒の闇!入り口からの光がある内はなんとか足元くらいまでは見えるけど、途中からもうナンも見えない。ベルセルクの蝕ばりの暗さ。ムチャクチャ怖ぇ。携帯のランプなんてプールに対するスポンジ程度も役立たないんで、懐中電灯ぜったい持っていけ。
ボチョーン、ボターンっていう水滴の音が怖さを増幅させる。こんなに何も見えないとは思ってなかったんでマジで死ぬかと思った。しかもなんか肌寒い。上着もってくりゃよかった。

Namase06

ずりっ、ずりっと侍のように牛歩で進み(マジでなんも見えない)、やっと出口の光が見えてきた。助かったー!怖かったよう!
トンネルを抜けた直後にコンクリの足場みたいなのがあったので、そこで昼食。駅前で買った明太子おにぎりとシーチキンおにぎりを食べる。トンネルの恐怖が抜けきれず、味わからず。でも、ノド渇いてたんでミルクティーは掛け値なしに美味しかった。おにぎりにミルクティーなんて気持ち悪いど!とジョジョ4部の重ちーのマネをする。ひとりで。たばこを一服。うめぇ。この自然を汚したくはないのでちゃんと携帯灰皿をもってきてた俺はえらいなぁ。
っていうか、これ、この先だいじょうぶなのか?次はかなり長いトンネルなんだけど、さっきのトンネルでもすでに限界ラバーズだったわけで・・・。
ま、考えても仕方ないのでとりあえず歩き出す。

ここらへんからはもう草ボーボー。道はほとんど人の背丈ほどの草が覆っている。かろうじてけもの道程度の歩くスペースがあるのでそこを歩くんだけど、腕や首に草とかクモの巣とかがザリザリ当たる。タンクトップで来るんじゃなかった・・・。なんだったら半ズボンにしようかと思ってたんだけど、よかった~、長ズボンにしといて。これ、肌の弱い人はすぐかぶれると思う。つうかこれ書いてる今もちょっとカユい。俺の彼女が一緒に来なかったのは、肌の弱さと日に焼けたくないって理由からだったんだよなー。

とか言ってるうちに第二のトンネルに到着。暗い、寒い、怖いのはさっきと同じなんだけど、何より、長い!入り口の光も出口の光もまったく届かない距離がかなりある。しかも、トンネルの壁には材木が立てかけてあるため、壁に手をついて進むこともできない。ちなみに地面からは枕木が飛び出てて(第一トンネでは地面は平ら)、メチャクチャ危険。しばらく進んだんだけど、何度か転びそうになり、こりゃあさすがに無理だ!ということで引き返した。

どうすっかなー、せっかくここまで来たのになー、どうせ戻るにしても、第一トンネルは通らないといけないわけだしなー、などと逡巡しながら第二トンネル入り口でたばこを吸っていると、オッチャンがひとりで歩いてきた。本日はじめて他人と会った。
で、「懐中電灯ないんで、ついていっていいですか?」と話しかけ、快く「いいよー」と返事をもらう。「え、じゃあ第一トンネルも懐中電灯なしで歩いてきたってことか?そりゃ無茶やで~!」と呆れられる。
そういや名前を訊いてなかったんだけど、なんか品の良い感じのオッチャンだったので、以後、古手川と呼ぶことにする。

こてがわ が なかまに くわわった!

とか言ってる場合じゃねーよな。俺みたいなワケわからん男と歩いてくれて、ホントありがとうございます。マジで助かりました。
さて、新たな仲間、僧侶・古手川さんを加えた川添は、先ほど引き返した因縁の第二トンネルに再突入。いやホントね、マジで引き返して正解だった。俺が手探りで進んだのは150mくらいだったんだけど、このトンネル、今調べたら全コースでも最長のトンネルらしく、長さは413m!!しかも内部でカーブしてる。アホか!入り口から100mでほぼ完全な暗闇(足元すら見えない)になるんだけど、ということは完全暗闇カーブゾーンが200m以上あるのか。絶っっっ対無理じゃん!
ちなみに第一トンネルは318m。これはこれで全コースで2番目に長いので、「そりゃ無茶やで~!」という古手川さんの意見は実に的を射ていたわけだ。

古手川さんの懐中電灯を頼りに、第二、第三とトンネルを突破。途中、今日は仕事休み?と訊かれて、いや、そうじゃなくて・・・となんとなく気まずくなる。
ちなみに古手川さんは定年退職したばかりとのことなんで、60歳過ぎ、くらいかな。今度定年退職仲間とこのハイキングコースにくるんで、その下見がてらにひとりで歩きにきたんだってさ。
PC98の頃からパソコンを触っているらしく、昔のPC状況や今のハイスペック度について結構盛り上がって会話できた。思わぬ道連れだったけど(向こうはもっと思わぬだろうけどな)結果的に楽しいハイキングになってよかったよかった。
第三トンネルを抜けると、目の前に例の鉄橋が見えてきた。

Namase07

スタンドバイミーきたーっ!!そんなに大きい橋じゃないんだけど、目のくらむような高さにあるし、錆がいい味だしてるしですげぇ満足!ソダーリン・ダーリン・ステーン・バーミー♪一気にテンション復活。ただし、線路の上は老朽化が激しいということで封鎖されていて歩けない。横の作業用足場みたいなとこを通って渡る。ちなみに撮影は古手川さん。
ここらへんでAM10:30くらい。家族連れとかちらほら見かけるようになった。
なお、スタンドバイミー橋で川を越えると、今度は左手に川を見ながら歩くことになる(ここまではずっと右手に川がある)。飽きないわぁ。いいハイキングコースじゃん。

古手川さんと年金の話とか、孫の話とかしながら、残る第4~第6トンネルを抜ける。第4は多少長いものの、307mなので何のその。318mの第1トンネルをノーライトで突破した俺にとっちゃ児戯に等しきトンネル也。
第5(147m)第6(91m)は短いので物の数に入らず。
このあたりで起こったアクシデントといえば、スニーカーの靴底がはがれたことくらいかな。歩くたびにペロペタン、ペロペタンと鬱陶しいので引きちぎった。ボロいスニーカーだったせいもあると思うけど、舗装されてない道や枕木のデコボコ道を歩いてたからかなぁ。捨てる予定の靴だったから別にいいけど。しばらく歩くと、俺と同じ事態になったのだろう誰かの靴底が、ペローンと落ちていた。やっぱ道のせいだよ!ということで、古手川さんと二人で笑った。ちなみに俺は、引きちぎった靴底をちゃんとカバンに入れて持って帰ったよ。

第6トンネルを越えてしばらく歩くと公衆トイレがあったけど、駅からここまでトイレはないので、女性は必ず駅でしといたほうがいい。途中で水をガブ飲みするだろうしね。
トイレ以後は道が舗装されている。武田尾駅までは残り1.6km。近くに武田尾温泉などもあるので、ゆっくり汗を流してから帰るのもいいかもね。

コースの全長は6kmなんだけど、実は俺、家から最寄のJRの駅までも4km近く歩いてたんで、けっこうしんどかった。だから武田尾駅に着いたときはもう、やっとかぁ~って感じ。が、古手川さんはスタート地点の生瀬駅まで自転車で来てたそうで(近所なんだってさ)、なんと!今来た道を引き返して生瀬駅まで戻るんだと!マジか!ナンボほど元気なんだよ!俺より足腰つえーよこの人!つうかこの人が戦士で俺が僧侶だったな、このパーティは。
武田尾駅に続く階段の前で、ついて行かせてもらった感謝を述べると、「就職がんばりやー」とのお言葉。ハハ・・・と苦笑いしつつ別れた。いやホント、いいハイキングになりました。関西圏の方はぜひ。

※行くなら朝早いうち、懐中電灯と上着(薄手のシャツとかでOK)は必須。休日は相当混むらしいので、食料と水もあらかじめ持ってきといたほうがいいだろう。暑いうちは帽子とタオルも忘れないようにね。

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2008/08/25

ケンシロウよりレイの方が

漫画とかでさ、たまに恋愛の描写があるじゃないですか。 これが少女漫画なら、これこれこういうエピソードがあって、こういう手順で惹かれていって、みたいな描写があるんだけど、少年漫画だとそういうのがないから、はぁ?みたいなことがあるよねーっていう話。
例えば北斗の拳にマミヤという女性がいてね、で、こいつはケンシロウのことが好きなわけ。でも、ケンシロウにはご存知の通りユリアという女性(実は生きてました!っていうのはもっと後半の話なので、この時点では故人と思われてる)がいるため、振り向いてくれない。一方、ケンシロウと仲間になった南斗水鳥拳のレイは、マミヤのことが好きになる。分かる?レイ→マミヤ→ケンシロウっていう流れになってる。
でもさー。レイとケンシロウと比べて、なんでレイが負けてんの?とかの描写は一切ない。マミヤは、どこをどう見て、「私はレイじゃなくケンシロウが好き」ってなったんだ?
恋愛にとってもっとも大事なものといえば、やはり性格だと思う。が、ケンシロウもレイも「どちらも良い性格」で「どちらも勇敢」だ。ケンシロウがこんな良い行いをしているとき、一方レイはおっぱいのことを考えていた、なんてことはないわけだ。漫画だからね。どちらも、究極といっていいほど性格が良く、勇敢だ。じゃあ、レイが選ばれなかった理由はなんなんだろう。
・ルックスで言うとイモ虫眉毛のケンシロウより、レイの方が一枚上手だろう
・無口なケンシロウよりは、レイの方が話もおもしろいだろう
・ただし拳の腕では、ケンシロウの方が強いだろう
ルックスと話力(女の扱いといってもいい)ではレイが圧勝だが、腕力ではケンシロウが上。なに?じゃあマミヤは、「強いから」ケンシロウに惹かれたのか。
そうなのだ。
腕力というのは、世紀末の世界では、すなわち「カネ」だ。強い男とくっついていれば、より多く食料が手に入るし、村が襲われることもない。レイがケンシロウに負けたのは、つまり、レイの方が弱いからだと言える。ここで、マミヤをひどい女呼ばわりするのは簡単だ。しかし、現代の世においても、結婚相手に求めるものはお金!という女性はいるわけであり、世紀末の世界では金(腕力)の訴求力は、今の何十倍も高いだろう。仕方ない。仕方ないことなんだ。
つまりまとめると、家でこんなクソ文章打ってるヒマがあったら、いますぐハローワークに行きなさいってことだ。
※ちなみにレイはマミヤが入浴してるとこへ忍び込み、バスタオルを南斗水鳥拳で切り裂き、思う存分おっぱいを眺めていたという過去があるので、マミヤは最後までそれをネにもっていたのかもしれない。ていうか何やってんの、レイ・・・。

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2008/08/26

漫画/7SEED

7SEED(田村由美/小学館)、作者はBASARAで有名な田村由美。まーBASARAはうんこみたいにおもしろくなかったんで途中で読むのやめたけど。つうかこの人、カラーイラストが痛すぎるんだよなー。あの色使いとなんか宙を舞ってるきらきらした何かをなくせばさー、男でも読むやついると思うんだが。あの表紙を男が手に取るわけないよなぁ。
まーそのように田村由美のことをまるで好きじゃない俺なんですが、7SEEDはおもしろいと思った。

<ストーリー紹介>
近い将来、隕石だかなんだかで地球が滅亡するとの予測をたてた日本政府は、人類という種を残すため、選ばれた少年少女を冷凍保存し、来るべき日に解凍して再び人類が繁栄するよう計画する。
春チーム、夏チーム、秋チーム、冬チームと、それぞれ7人ずつの4チームに振り分けられた少年少女は、体力、知力に優れた者ばかりだったが、優れている人間だけでは、何かに躓くかもしれない。優れていない人間だからこそ、思いもよらない正解を導き出すこともあるかもしれないということで、さらに7人、こちらは不良や不登校など社会適応能力のない少年少女が選ばれ、夏Bチームとして冷凍された。
何も知らされていなかった少年少女たちが目覚めたのは、人類が滅亡し、気候や生態系がすっかり変わってしまった地球だった。人類という種を残すため、7SEED計画に選ばれた若者たちのサバイバルが始まった・・・!

<感想>
春、夏、秋、冬(夏だけA、B)の計5チームは、それぞれバラバラな場所でワケもわからず目覚めるんだけど、見所はやっぱり、それぞれのチームが出会うとこかな。敵として、仲間として、様々なカタチで出会い、時に協力して前へ進んでいく。あるチームと出会ったことで、飛躍的に(サバイバルの)進歩を遂げることもあれば、強力な敵として戦わなければならないこともある。期待と不安に揺れながら他チームを探すのはなかなかおもしろい。
また、それぞれのチームにはそれぞれのドラマが設定されている。例えば他チームより15年も早く目覚めてしまい、全滅に近いかたちになってしまうチームや、人類が絶滅したなんて信じられず、かつての恋人を探す少年とそれに協力するため行動するチーム、さらに、5チームの中で唯一最初から事情を知り、生死をかけた特殊な訓練を受けているチームなどなど。それぞれのチーム、そのチームを構成するメンバーひとりひとりにドラマがある。まーありがちなドラマではあるんだけど、チーム同士が出会うことでそれらのドラマが集約されていくっていうのは、なかなかおもしろい。
設定自体はあまりにも穴がありすぎて稚拙※なんだけど、その設定の中で繰り広げられるそれぞれのドラマを描くのが目的の漫画だと思うので、そのへんは目をつぶってほしい。
※そもそも少年少女じゃなくてプロの軍人とか大工とか医者とかを残したら済む話。あと、繁栄させるのが目的なら、いわゆるハーレム状態というか一夫多妻制の方が効率いいんで男の比率をもっと少なくするなり、レイプしやすいようにわざと弱い少女を用意するとかしたらいいのにね。ちなみに作中では、「この世界でセックスするということは、子供を生むということよ!その責任が持てるの!?」みたいなカッコイイせりふもあるんだけど、何言ってんだよなぁ。セックスや愛に対する責任なんて、平和だから芽生える幻想なんであって、有事の時はとにかくポコポコ生んで死んだらまた次!ってのが効率いいと思うけどな。

一応俺から見たときの漫画構成内容比率を書いておく。
物語=50%
人物=20%
恋愛=30%
少女マンガなんで恋愛要素はある。正直邪魔なんだけど、まぁ、ウザくてたまらないという程ではないので、男が読んでも十分イケると思う。

少女マンガ読んでます、というと女連中にウケがいいんで、読むこと
をお勧めしときます。

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2008/08/28

漫画における崩れ

先日、漫画/7SEEDというエントリを書いた。実際おもしろい漫画だったんだけど、少女漫画の特性というか、どうしても描ききれない部分というか、そういうのを再確認したんでついでに書いておく。
少年漫画、青年漫画をメインに読む人間にとって、少女漫画にはどうしても物足りない部分というのがある。それが、暴力とセックスだ。別にグロいほど本格的なものではなくて、ふつうに戦闘シーンとエロいシーンが弱すぎるよなぁってだけなんだけど。
7SEEDは明らかに「サバイバル(さいとうたかを)」とか「ドラゴンヘッド(望月峰太郎)」とかの影響から生まれた漫画であるので、少年漫画に近い少女漫画だ。漫画の内容も人類が滅びた後の世界でサバイバルして生き残るというものなので、必然的にアクションシーンが多くなる。が、このアクションシーンがやっぱり迫力不足というか。「おおおぉっ!」というふうには引き込まれない。で、読みながらなんでだろ?と考えてたんだけど、途中、多少エロいシーンに差し掛かったときに、あ、これか!と思った。
「崩れてない、から迫力がないんだ!」と。
一時期、レディースコミックのエロ描写が話題になったことがあったけど、実際呼んでみても、へぇ~、以上の感想を持てなかった。いくら裸だろうが、いくら性器のシルエットが描かれようが、まったくソソらない。エロくない。で、それがなんでかっていうと、崩れてないから、なんだな。
エロ本の編集者やってたんでよくわかるんだけど、ヌくために設けられたグラビアなんかでは、整った顔つきやキレイなポーズなんか、何の意味もない。むしろモデルが、性欲によって「キレイとはかけ離れたポーズ」をとって「整ってない表情」になってしまうからエロいわけだ。白目剥いたり、よだれ流したり。胸のどアップなんかでは、キレイでハリのある肌なんかより、「毛穴のブツブツがうっすら見える」ようなのがエロい。
つまり「崩れる」ことによって「本気感」が演出され、エロく感じるわけだ。
これは、暴力(格闘、アクションシーン)でも同じだ。カッコイイ男子が、目が見えなくなるくらいまぶたを腫らし、歪んだ鼻から鼻血をボタボタ流して戦うから迫力が出る。なぜなら、「本気」とはそういう、カッコ悪くて崩れたものだから。
少女漫画の描写はキレイすぎるんよ、たぶん。全部サラッとキレイにやっちゃってるから、なんだか、大したことをしてないみたいな雰囲気になって、結果、迫力が出てないと。
7SEEDは少女漫画としては久々におもしろいと思った作品なんで、そのへん、もうちょっと頑張ってほしいなぁと思う。

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2008/08/29

俺、女子高生!

もう俺ね、女子高生って名乗ろうかと思ってる。残尿感と生え際が気になる34歳男性なんだけど、それでも、いいんじゃないかって。
だって俺、ぬいぐるみとか好きなわけよ。あとケーキとかパフェとかスイーツが好きなわけよ。ウインドウショッピングも好きなわけよ。思い切って言うとV6だか嵐だかの岡田なんちゃらもステキとか思ってるわけよ。
女子高生だろこれ、もう。女子高生じゃん?
逆に訊きたいんだけど、俺の女子高生じゃないぶぶんってどこよ?明確に言えるのかって。俺が女子高生じゃない部分って、女子高生ではないってとこだけだろ。
だからこれからは俺、女子高生って名乗ってもいいと思う。そう、俺、女子高生です。今までデザイナーとかイラストレーターとか色々やってきたけど、結局俺、女子高生だったんだよな。
あぁ、部活(バスケかラクロス)の帰りに自転車に二人乗りしてコンビニ寄ってアイス食べたい。スタバで好きな芸能人のこととかお喋りしたい。友達には内緒だけどこっそりスチュワーデス目指してたりとかしてみたい。あとなんか男子と付き合うとかありえなくない?みたいに潔癖な話し合いみたいのが行われ、そうそう、男子って不潔!みたいな流れになり、中でも強硬な潔癖主義者であるツインテールの子と放課後の教室で百合的なことしてみてもいいと思う。
いいと思うんで、そういうことできる女子高生を募集してもいいと思う。
大丈夫だ。冒頭で言ったとおり、俺も女子高生なんだから法律には触れない。女子高生でホントによかった。

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