JR福知山線(宝塚線)の生瀬駅に、ハイキングに行ってきたぜ~!
・・・ひとりで、ね・・・。えへ・・・えへへ。
こちらは、廃線となった線路の上や、トンネル、鉄橋などを歩いて渡れるということで、知る人ぞ知るハイキングコース。兵庫県西宮市のJR生瀬駅→武庫川沿いに廃線ウォーキング→トンネル&鉄橋→JR武田尾駅というコースで全長6km。この、鉄橋を渡ってみたかったんだ俺。映画スタンド・バイ・ミーみたいでかっこいいじゃん!
所要時間は途中でごはんを食べたり休んだりしても3時間かからないし、道は平坦なので(そうでなかったら電車通れないよな)、女性でも余裕で歩けると思う。ただし、正規のハイキングコースではないということで
1.危険(事故が起こっても責任もちませーんっていうJR西日本の看板がある)
2.草ボーボー(肌の弱い人は長袖長ズボンで)
3.虫や蛇も多い(虫はアブやハチ多数、蛇は2匹みた)
4.トンネル内は光がまったく届かない暗黒空間(懐中電灯絶対必須!!!)
という、上記4点をクリアできる人だけ行くがよい。
ちなみに俺は、懐中電灯なんて携帯のランプで代用できんだろとか甘い考えで行ったため、後々めっさ後悔することになった。
WEB上だとちょっと見にくいと思うけど、右下にJR生瀬駅、左上に終着点・武田尾駅がある。俺がマピオンの地図を適当にトレースし、記憶を頼りにトンネルなどを描きこんだものなので、多少の違いがあっても知らん。なお、親切な川添は写真比率でこの地図を作成したので、ダウンロードしてメールで携帯に送っとけば現地で若干役立つかもね。
赤い線がハイキングルート、ハイキングルート上のナンバー入り赤丸は、今回upした写真を撮った場所です(別に絶景ポイントとかそういうんじゃなくて、この写真を撮ったのがここですよ、ってだけ)

AM9:00、JR生瀬駅を降り、駅前のミニコープでおにぎりとジュースを購入。休日はかなりの人がこのハイキングコースを訪れるそうだけど、朝早いせいか、平日だからか、歩いてる人はひとりもいなかった。こりゃあ無職の特権ですなぁとか思う。ちょっと将来について考えたりもする。
JRの高架をくぐって、国道176号線沿いに歩きはじめた俺。結構な交通量だけど、一応、細いながらもガードレールに守られた歩道があるんで安心だ。
GSを過ぎ、中国自動車道の高架をくぐってしばらく歩くと、ハイキングルートへの入り口が見えてきた。特に「入り口だよー」とかはなくて、なんとなく川の方に下ってる舗装されてない道がそれ。

入り口からちょっと歩いたとこ。左手が山、右手が畑。つうか大阪からでも電車で40分くらいの距離なんだけど、それでこんな田舎になるワケェ!?セミうるせー。もはや騒音。暑い。日に焼ける。
でもトトロな雰囲気でとてもいい気分。
川に近付いてきたとこ。山から流れる支流が、武庫川に合流。写真じゃちょっとわかりにくいんだけど、結構高い。落ちたら死ぬくらいの高さ。下は巨大な岩がゴロゴロしてるし。
蛇が道を横切り、見たこともない鳥が水面をかすめて飛んでいく。うっひょ~!とテンション上がる俺。まー・・・ひとりなんだけどさ。
このあたりまではそんなに草ボーボーってほどでもない。道は左半分が線路の枕木、右半分が普通の道。嬉しがって枕木の上を歩いてたんだけど、あまりにも足が疲れるので結局普通の道でGO。
なお、ここに限らず鉄柵や手すりは錆びて老朽化してるんで、もたれかからないほうがいいよ。
おっと、トンネルが見えてきたぜ!ここでテンション最高潮。トンネルには灯りの類は一切ないんだけど、そんなもんで冒険家・川添の情熱はとまらないっ!俺には携帯のハイパワーランプがついてるんだゼ~!!!ひゃっほう~!!ゴートゥヘブン!
あがgががgkが・・・クライヨー、・・・コワイヨ~・・・!!!!!
まさに漆黒の闇!入り口からの光がある内はなんとか足元くらいまでは見えるけど、途中からもうナンも見えない。ベルセルクの蝕ばりの暗さ。ムチャクチャ怖ぇ。携帯のランプなんてプールに対するスポンジ程度も役立たないんで、懐中電灯ぜったい持っていけ。
ボチョーン、ボターンっていう水滴の音が怖さを増幅させる。こんなに何も見えないとは思ってなかったんでマジで死ぬかと思った。しかもなんか肌寒い。上着もってくりゃよかった。
ずりっ、ずりっと侍のように牛歩で進み(マジでなんも見えない)、やっと出口の光が見えてきた。助かったー!怖かったよう!
トンネルを抜けた直後にコンクリの足場みたいなのがあったので、そこで昼食。駅前で買った明太子おにぎりとシーチキンおにぎりを食べる。トンネルの恐怖が抜けきれず、味わからず。でも、ノド渇いてたんでミルクティーは掛け値なしに美味しかった。おにぎりにミルクティーなんて気持ち悪いど!とジョジョ4部の重ちーのマネをする。ひとりで。たばこを一服。うめぇ。この自然を汚したくはないのでちゃんと携帯灰皿をもってきてた俺はえらいなぁ。
っていうか、これ、この先だいじょうぶなのか?次はかなり長いトンネルなんだけど、さっきのトンネルでもすでに限界ラバーズだったわけで・・・。
ま、考えても仕方ないのでとりあえず歩き出す。
ここらへんからはもう草ボーボー。道はほとんど人の背丈ほどの草が覆っている。かろうじてけもの道程度の歩くスペースがあるのでそこを歩くんだけど、腕や首に草とかクモの巣とかがザリザリ当たる。タンクトップで来るんじゃなかった・・・。なんだったら半ズボンにしようかと思ってたんだけど、よかった~、長ズボンにしといて。これ、肌の弱い人はすぐかぶれると思う。つうかこれ書いてる今もちょっとカユい。俺の彼女が一緒に来なかったのは、肌の弱さと日に焼けたくないって理由からだったんだよなー。
とか言ってるうちに第二のトンネルに到着。暗い、寒い、怖いのはさっきと同じなんだけど、何より、長い!入り口の光も出口の光もまったく届かない距離がかなりある。しかも、トンネルの壁には材木が立てかけてあるため、壁に手をついて進むこともできない。ちなみに地面からは枕木が飛び出てて(第一トンネでは地面は平ら)、メチャクチャ危険。しばらく進んだんだけど、何度か転びそうになり、こりゃあさすがに無理だ!ということで引き返した。
どうすっかなー、せっかくここまで来たのになー、どうせ戻るにしても、第一トンネルは通らないといけないわけだしなー、などと逡巡しながら第二トンネル入り口でたばこを吸っていると、オッチャンがひとりで歩いてきた。本日はじめて他人と会った。
で、「懐中電灯ないんで、ついていっていいですか?」と話しかけ、快く「いいよー」と返事をもらう。「え、じゃあ第一トンネルも懐中電灯なしで歩いてきたってことか?そりゃ無茶やで~!」と呆れられる。
そういや名前を訊いてなかったんだけど、なんか品の良い感じのオッチャンだったので、以後、古手川と呼ぶことにする。
こてがわ が なかまに くわわった!
とか言ってる場合じゃねーよな。俺みたいなワケわからん男と歩いてくれて、ホントありがとうございます。マジで助かりました。
さて、新たな仲間、僧侶・古手川さんを加えた川添は、先ほど引き返した因縁の第二トンネルに再突入。いやホントね、マジで引き返して正解だった。俺が手探りで進んだのは150mくらいだったんだけど、このトンネル、今調べたら全コースでも最長のトンネルらしく、長さは413m!!しかも内部でカーブしてる。アホか!入り口から100mでほぼ完全な暗闇(足元すら見えない)になるんだけど、ということは完全暗闇カーブゾーンが200m以上あるのか。絶っっっ対無理じゃん!
ちなみに第一トンネルは318m。これはこれで全コースで2番目に長いので、「そりゃ無茶やで~!」という古手川さんの意見は実に的を射ていたわけだ。
古手川さんの懐中電灯を頼りに、第二、第三とトンネルを突破。途中、今日は仕事休み?と訊かれて、いや、そうじゃなくて・・・となんとなく気まずくなる。
ちなみに古手川さんは定年退職したばかりとのことなんで、60歳過ぎ、くらいかな。今度定年退職仲間とこのハイキングコースにくるんで、その下見がてらにひとりで歩きにきたんだってさ。
PC98の頃からパソコンを触っているらしく、昔のPC状況や今のハイスペック度について結構盛り上がって会話できた。思わぬ道連れだったけど(向こうはもっと思わぬだろうけどな)結果的に楽しいハイキングになってよかったよかった。
第三トンネルを抜けると、目の前に例の鉄橋が見えてきた。
スタンドバイミーきたーっ!!そんなに大きい橋じゃないんだけど、目のくらむような高さにあるし、錆がいい味だしてるしですげぇ満足!ソダーリン・ダーリン・ステーン・バーミー♪一気にテンション復活。ただし、線路の上は老朽化が激しいということで封鎖されていて歩けない。横の作業用足場みたいなとこを通って渡る。ちなみに撮影は古手川さん。
ここらへんでAM10:30くらい。家族連れとかちらほら見かけるようになった。
なお、スタンドバイミー橋で川を越えると、今度は左手に川を見ながら歩くことになる(ここまではずっと右手に川がある)。飽きないわぁ。いいハイキングコースじゃん。
古手川さんと年金の話とか、孫の話とかしながら、残る第4~第6トンネルを抜ける。第4は多少長いものの、307mなので何のその。318mの第1トンネルをノーライトで突破した俺にとっちゃ児戯に等しきトンネル也。
第5(147m)第6(91m)は短いので物の数に入らず。
このあたりで起こったアクシデントといえば、スニーカーの靴底がはがれたことくらいかな。歩くたびにペロペタン、ペロペタンと鬱陶しいので引きちぎった。ボロいスニーカーだったせいもあると思うけど、舗装されてない道や枕木のデコボコ道を歩いてたからかなぁ。捨てる予定の靴だったから別にいいけど。しばらく歩くと、俺と同じ事態になったのだろう誰かの靴底が、ペローンと落ちていた。やっぱ道のせいだよ!ということで、古手川さんと二人で笑った。ちなみに俺は、引きちぎった靴底をちゃんとカバンに入れて持って帰ったよ。
第6トンネルを越えてしばらく歩くと公衆トイレがあったけど、駅からここまでトイレはないので、女性は必ず駅でしといたほうがいい。途中で水をガブ飲みするだろうしね。
トイレ以後は道が舗装されている。武田尾駅までは残り1.6km。近くに武田尾温泉などもあるので、ゆっくり汗を流してから帰るのもいいかもね。
コースの全長は6kmなんだけど、実は俺、家から最寄のJRの駅までも4km近く歩いてたんで、けっこうしんどかった。だから武田尾駅に着いたときはもう、やっとかぁ~って感じ。が、古手川さんはスタート地点の生瀬駅まで自転車で来てたそうで(近所なんだってさ)、なんと!今来た道を引き返して生瀬駅まで戻るんだと!マジか!ナンボほど元気なんだよ!俺より足腰つえーよこの人!つうかこの人が戦士で俺が僧侶だったな、このパーティは。
武田尾駅に続く階段の前で、ついて行かせてもらった感謝を述べると、「就職がんばりやー」とのお言葉。ハハ・・・と苦笑いしつつ別れた。いやホント、いいハイキングになりました。関西圏の方はぜひ。
※行くなら朝早いうち、懐中電灯と上着(薄手のシャツとかでOK)は必須。休日は相当混むらしいので、食料と水もあらかじめ持ってきといたほうがいいだろう。暑いうちは帽子とタオルも忘れないようにね。